要注意！引越し料金に定価なんて存在しないんです…

４人家族で文京区から駅近くへ市内での引っ越しをしました。いろいろな引越社に見積もりをしてもらって一番納得のいくところにお願いしました。自分たちで荷造りをして運んでもらうだけだったので２０万円くらいかかったと思います。簡単な小さい荷物はあらかじめ毎日のようにコツコツと自分たちで運んだのでかなり費用が抑えられたと思います。借家から新築マンションへの引っ越しだったので一人部屋にあこがれていた私はものすごくウキウキして最初はとても楽しかったです。引っ越しやさんのマークのついた段ボールがどんどん部屋の中に増えていき、ほんとにこれから引っ越しするんだなとしみじみとしてきました。自分の荷物を詰め小さな家具を運んだあと、大型家電や大型家具はほとんど新規購入するためにトラックが荷物を運んであらかた引っ越しが終わり、後は大掃除と家具の処分のみという段階になっても元の家の印象はほとんど変わっていませんでした。残ったものを処分するために引っ越しやさんに追加で頼んでおいたトラックがやってきました。小さいころから使っていた勉強机、毎日ご飯を食べていた食卓、いつもみんなで見ていたテレビ、どれも古くなって傷だらけだったけどそれぞれに思い出やストーリーのあるものばかりでした。すべて処分するため壊れても構わないので２階の窓からどんどんトラックの荷台へ卸していきました。途中で壊れてしまったものもあります。もちろんそんなことはこちらは了承済みだったので特に問題はないのですが、荷物が一つ一つ積まれるたびにそれぞれの思いが出てきて胸にグッとくるものがあり、その作業をずっと見入ってしまいました。完全にがらんとなった部屋を見て改めて自分の人生が新たに再出発するのだということを感じました。
そんな思いをしながらも新居についたとたんにあれをしよう、これをしようと感傷なんて一気に吹っ飛んでしまいました。それからしばらくは毎朝目が覚めると興奮の毎日が続きました。